Copilot Proを契約してMicrosoft 365のサービスを利用してみた話

公開: 2024年1月18日 木曜日
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Copilot Proを契約してMicrosoft 365のサービスを利用してみた第一印象を整理してみます。

そもそもCopilot Proとは何かという状態でしたらMicrosoftの公式ページが参考になります。 Copilot Pro プラン & 価格 - 最新の AI モデル、チャット ツール & アシスタント | Microsoft Store

ざっくり触ってみた印象は今すぐMicrosoft 365のサービスを今すぐチャットから簡単に操作できるという感じではなく、まだまだ用途が限定された発展途上という印象が強いです。それでもこれからできることがどんどん増えていくんだろうという期待感はあります。

もちろんGPT-4やGPT-4 Turboの優先アクセスやDesignerによるAI画像生成のブーストなど、チャットAIの用途という意味では価値がありそうです。 ChatGPT Plusの有料サブスクリプションと比較するとCopilot特有の用途が絞られて使いにくいと感じる部分はありました。

以下は各サービスごとの今できそうなこと、できたことを簡単に整理します。(2024/01/18時点)
いずれもWeb版で確認しています。


Wordで下書きをスムーズに

Wordでは、Copilotを使って下書きの作成を助けてもらうことができます。例えば、ブログ記事のタイトルやトピックを入力すると、Copilotがそれに合わせた文章を生成してくれます。もちろん、自分で文章を書き始めても、途中からCopilotの手を借りて文章を補完することも可能です。

特定の箇所を選択した状態で部分的に書き換えの指示を行ったり、テーブルとして視覚化も可能でした。

Excelでデータ分析やグラフ作成を簡単に

Excelでは、Copilotを使ってデータ分析やグラフ作成を簡単に行うことができます。ただし、現時点では日本語には非対応なので、英語で指示する必要があります。またテーブルに対しての操作に限定されているようです。 例えば、サンプルデータを追加することで、Copilotがデータの要約や分析を行ってくれます。また、グラフを作りたいときには、グラフの種類やデータの範囲を指定すると、Copilotがグラフを作成してくれます。

PowerPointでプレゼンテーションを作成

PowerPointでは、Copilotを使ってプレゼンテーションを作成することができます。例えば、プレゼンテーションのタイトルやトピックを入力すると、Copilotがそれに合わせたスライドを生成してくれます。曖昧な指示でも何か作ってくれますが、具体的であればあるほど良さそうです。

また、デザインの設定もCopilotに任せることができます。例えば、デザインを指定すると、Copilotがそれに合わせたデザインを適用してくれます。具体的でなくても何か設定されますが、こちらも具体的であればあるほど良さそうです。

Outlookでメールの下書きやコーチングが受けられる

Outlookでは、Copilotを使ってメールの下書きを作成することができます。例えば、メールの内容をCopilotに指示するとそれに合わせたメールの本文を生成してくれます。

また、書いた文章のコーチングも受けることができます。Copilotでは、メールのトーンや文体を変えるような指摘が可能です。例えば、丁寧に書くなどのオプションがあります。Copilotが生成した文章を選択して、右クリックからコーチングを選ぶと、コーチングの結果が表示されます。コーチングの結果には、文章の改善点や代替案が示されます。

現時点でWindowsの「新しいOutlook」でもCopilotが利用できますがそれはMicrosoftアカウントのメールボックスのみのようで、例えばGmailのアカウントを追加してもそちらでは新規メールを開いてもCopilotのメニューが利用できませんでした。

OneNoteでメモやアイデアを整理

OneNoteでは、Copilotを使ってメモやアイデアを整理することができます。個人的に最も期待しているところですが残念ながら現時点ではWeb版のOneNoteでもCopilotは利用できないようです。

今後の更新を期待します。

公式サイトによればメモの要約やTo Doリストの作成、プランの設計やCopilotとのチャットが可能になるようです。

以上、Copilotのいくつかの機能を実際に触ってダイジェストで紹介しました。